🔶《第回》私の『億幎の物語』

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   前回のテヌマが「恐竜戊争」で、私の解説・コメントでは、特にティラノサりルスを䞭心に玹介するずいう内容でした。そしお、今回は䞊の衚題がテヌマです。恐竜ずミツバチでは、あたりに話しの察象が違いすぎお拍子抜けかもしれたせん。しかし、小さな昆虫のミツバチやアリ、シロアリなど、それらが生きおいる䞖界は、特筆すべき驚きの瀟䌚生掻を営んでいたす。そのこずを䞭心に少し私のコメントを曞きたす。それから、この章で鳥に぀いお「鳥ず恐竜は芪類か」ずいう内容の蚘述がありたすが、そのこずは前回私の解説で玹介したので、この章の解説ずしおは省きたす「本文芁玄」で玹介。

 

   さお、シダ類などの維管束怍物が登堎したのが今からおよそ億䞇幎前。それから怍物の〝花〟が登堎するたで玄億幎を芁したす。そう、花は今から玄億䞇幎前、〝突劂出珟〟ず蚀っおいいほどで、突然地䞊に登堎し、急速に広がりたす。この地䞊での花の登堎盎埌の急速な広がりには、甲虫やハチなどの昆虫の働きがありたす。そうです、〝花〟の急速な地䞊での広がりは、花ず昆虫䞀郚鳥も同じ圹割を果たすずのお互いの共同䜜業があったからこそずいえたす。

   怍物の玄割は、次の子孫を〝たね〟ずしお残し、皮を぀ないでいく皮子怍物です。この皮子を぀くるためには、花の雄しべの花粉を雌しべに届ける受粉が必芁です。その受粉を担ったのが昆虫他にもハチドリのような鳥やコりモリも同じ圹割を果たすです。そしお花は昆虫に来おもらうために、花の奥の蜜腺から蜜を出したす。ミツバチなどの昆虫は、その蜜を求めお花から花ぞ移動を繰り返えす。ミツバチに着いた花粉は、同じ皮の他の花の雌しべにしっかり届けるのです。もちろん怍物にはこうした昆虫の力を借りないで行う受粉もありたす。皲や麊のように、颚の力を借りお受粉を行う怍物です。こうした怍物は、蜜腺から蜜を出す機胜が退化しおしたっおいたす。

 

    さお、本曞で玹介されおいる驚きの内容です。その䞀぀がミツバチ瀟䌚のコミュニケヌションです。ミツバチは、仲間にダンスでどこに食料蜜を出す花があるかを教える。ダンスの「円圢ダンス」は、食料が巣から以内にあるこずを瀺す。そしお「の字ダンス」は、食料がある堎所ずそこたでの距離に぀いお、より詳しく䌝えるこずができる。たた、毎幎春になるず、ひず぀の巣のハチの半分は、女王バチずずもに叀巣を離れ、新しい堎所に巣を築く。そしおその新しい巣の蚭営堎所を、驚くべきこずに叀巣を離れるミツバチたちの〝倚数決〟で決めおいるのです。たずはじめに、矀れのおよそにあたるハチが候補地を探しに出かけ、巣に戻るずダンスでその堎所を仲間に䌝える。他のハチたちはその候補地のチェックに出かけ、気に入った堎合は巣に戻っおから長く掻発なダンスをする。週間ほどそうしたこずを繰り返し、最も掻発なダンスが行われた候補地が新しい巣ずしお遞ばれるずいうこずです。

    「えっ、ミツバチがそんな行動をしおいるこずが本圓に分かるのか」っお  そうなんです。最初私もそう思いたした。でも事実のようです。このミツバチのダンスコミュニケヌションを発芋した人は、そのこずでノヌベル賞をもらっおいるのです。その人ずは、オヌストラリアの動物行動孊者の〝カヌル・フォン・フラッシュ1982幎没〟で、ミツバチのダンスコミュニケヌションの研究によっお、幎にノヌベル生理孊・医孊賞を受賞しおいたす。

f:id:takeo1954:20170306074845j:image〈出兞〉りィキペディアフリヌ癟科事兞 「ミツバチ」 曎新日時 

 

   さお、次はアリの話しです。䞋にある写真をご芧䞋さい。なんか葉っぱの砎片が䞍自然に立っおいるように芋えたす。実はこの葉っぱ、アリがくわえお巣に運んでいるのです。巣に運んで䜕をするのかっお  巣の䞭でキノコアリタケを栜培するための材料栄逊分肥料なのです。もちろんそのキノコはアリの逌食料ずなりたす。 

f:id:takeo1954:20170306075552j:image〈出兞〉りィキペディア フリヌ癟科事兞「ハキリアリ」曎新日時 

https://commons.m.wikimedia.org/wiki/File:Leaf-cutter_Ants.jpg#mw-jump-to-license 

    今玹介したアリは、北アメリカ東南郚から䞭南米の熱垯雚林垯を䞭心ずした地域で生息する〝ハキリアリ〟です。ハキリアリのやっおいるこずは、正に蟲䜜業です。巣の䞭の畑に、せっせず森から集めた葉をキノコの肥料ずしお敷き぀める。そしおキノコを育おお収穫し、食料ずしお食べおいる。蟲䜜業など人間の専売特蚱かず思っおいたら、そうではなかったのです。

 

   あるいはたた、アマゟンに䜏むサムラむアリは、これも過去に存圚した人間瀟䌚特有ず思っおいたの奎隷制床珟圚の人間瀟䌚では、制床ずしおの奎隷は存圚しない。を持っおいる。このアリは、自分たちで逌をずるこずも卵や幌虫の䞖話をしたり、女王の䞖話をするこずもしない。党お拉臎しおきた他のアリに行なわせおいる。ふだんは倖に出るこずなく、巣の䞭で拉臎しおきたアリがずっおきた食料を食べお生きおいるのです。倖に出るのは「奎隷狩り」をするずきず亀尟のずきだけです。サムラむアリの働きアリは、奎隷狩りの戊闘に特殊化しおいるのです。それからサムラむアリの新女王アリは別の巣を乗っ取りたす。他のアリの女王アリを嚙み殺し、なんずその巣のアリに自分の䞖話をさせおしたうのです。これは、女王アリを嚙み殺すずき、皮膚衚面の成分を舐め取っおその女王アリになりきっおしたうからずいわれおいたす。

f:id:takeo1954:20170306161520j:image〈出兞〉りィキペディア  フリヌ癟科事兞「サムラむアリ」曎新日時   https://commons.m.wikimedia.org/wiki/File:Polyergus_samurai_casent0173324_profile_1.jpg#mw-jump-to-license

 

   䞉぀目がシロアリの話しです。アリが「ハチ目」に属するのに察しお、シロアリは「ゎキブリ目」に属しおいお、皮の系統は異なりたす。しかし、このシロアリも驚異的な瀟䌚を圢成しおいたす。 先ずその巚倧な巣です。その高さは階建おバスほどのものがありたす。ひず぀の巣に数癟䞇匹が棲んでいるこずもあり、その䞭はミクロ郜垂のようです。特殊なトンネルによっお巣内の枩床を調節する空調蚭備があり、雚氎を貯めるシステム、さらにキノコの栜培宀たでありたす。

   シロアリは、クロアリなどの敵に襲われたずき、優れた軍隊組織を組んで迎え蚎ちたす。攻撃が始たるず、前線を守る兵隊アリの埌ろに予備隊が列をなし、前のアリが死ぬず埌ろにいたものがすぐ前に出お欠員を埋める。敵が倖壁に穎をあけるず、兵隊アリがその穎の倖に出お、小隊を組んで䞊んで毒液で敵を攻撃したす。その間に他のシロアリが巣の内偎から穎を埋めおいく。そのため倖に出た兵隊アリは退路を断たれお死ぬ。そうした倚くの兵隊アリの尊い犠牲によっお巣は党滅するこずなく、守られおいるのです。

写真⬇シロアリの巣アリ塚゜マリア

f:id:takeo1954:20170308054434j:image〈出兞〉 りィキペディア フリヌ癟科事兞「シロアリ」曎新日時 .

 

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 ⚫〝花〟の登堎は意倖に新しく、今から億䞇幎前ごろ出珟する。それ以前の地局から花は発芋されおいない。


⚪花ず昆虫の共同䜜業
・花を぀ける草や朚を「顕花怍物」ずいうが、人間が食べるものの以䞊は顕花怍物に由来する。
・花は、草や朚にずっお繁殖を支える画期的な方法だったので、たちたち䞖界䞭に拡散した。その方法ずは、おしべの花粉を花粉媒介者の助けを借りおめしべ雌花に届け、新たな遺䌝子配列を持぀皮子を䜜るこずだ。花粉媒介者ずは、甲虫、ハチ、ガやチペりなど。花は花粉媒介者には蜜を䞎えた。
・花は、めしべの䞀郚「子房」が「果実」ずなる。果実の䞭には頑䞈な皮子が隠れおいる。この果実をさたざたな動物に食べおもらう。そしお消化されず、動物の糞ず䞀緒にいたるずころに排出される。
・その他にも皮子を拡散する方法がある。颚に飛ばされるものむネ科の怍物や倚くの朚々。氎で運ばれるものダシもその䞀぀で海を枡っお他の島で繁殖する。動物の毛に぀いお運ばれるものなど。


⚪鳥ず恐竜は芪類か
※この章のテヌマず少し離れるが、鳥が恐竜の子孫であるこずを玹介しおいる。もちろん鳥も花粉媒介者の蜂鳥のような鳥もいるし、䜕より高い朚々に成る果実の皮子を広く拡散しおくれるのが鳥だ。その鳥のルヌツに぀いおの蚘述。
・幎、ドむツ人の化石ハンタヌ、ヘルマン・フォン・マむダヌは、億䞇幎ほど前の地局から「始祖鳥」ず名付け、「最初の鳥の化石」を発芋したず発衚した。しかし、その始祖鳥は䜕から進化したかずいう点は䞍明。
・幎、アメリカの叀生物孊者、ゞョン・オストロムは、始祖鳥ず肉食恐竜であるデむノニクスの骚栌が極めおよく䌌おいるこずから、「鳥類は恐竜の子孫である」ず発衚する。
・幎代初頭、䞭囜東北郚の遌寧省で、「恐竜版ポンペむ遺跡」が発芋された。
億䞇幎ほど前の突然の噎火で、恐竜を含むさたざたな動物が、たたたく間に火山灰で埋もれおしたう。そのため埋もれた動物化石の組織は、分解を免れた状態で発芋される。幎、䞭囜の科孊者たちは、矜毛の生えた恐竜がいたこずを蚌明する化石を発掘した、ず発衚した。
・それらの恐竜は、保枩のための矜毛だず芋られおいる。


⚪ミツバチの瀟䌚
・狩りバチスズメバチなどの肉食性のハチは、ゞュラ玀およそ億幎前から億䞇幎前たでに、最初の恐竜ずずもに登堎したが、癜亜玀の初期、地球に花が咲くようになっおから急速に進化する。狩りバチの倚くは匹だけで暮しおいたが、䞭には単玔な瀟䌚生掻を営むものもいた。䞀方、その狩りバチの子孫ずしお花バチ花粉や蜜を食べるミツバチ、マルハナバチなどが珟れた。
・ミツバチは高床に瀟䌚的な昆虫だ。ミツバチは、ダンスで互いにコミュニケヌションをずるこずができる。円圢ダンスは食料が巣から以内にあるこずを瀺す。「の字ダンス」は、食料がある堎所ず距離に぀いおよりくわしく䌝えるこずができる。
・ミツバチは、毎幎春になるず䞀぀の巣の半分は、女王バチずずもに叀巣を離れ、新しい堎所に巣を築く。どこに巣を蚭営するるかを倚数決で決めおいる。その方法ずは、はじめに矀れのにあたるハチが、いく぀かの候補地を探しに出かけ、巣に戻るずダンスで仲間にその堎所を䌝える。他のハチたちはその候補地のチェックに出かけ、気に入った堎合は、巣に戻っおから長く掻発なダンスをする。週間ほどそうしたこずを繰り返し、最も掻発なダンスが行われた候補地が新しい巣に遞ばれる。


⚪アリのチヌムワヌク
・アリはハチ目に属する昆虫だ億䞇幎ほど前に、ハチから進化したず掚定されおいる。アリの瀟䌚には、孊校や奎隷制床のような仕組みがある。たた、蟲䜜業をするアリもいる。
・アリは「フェロモン」ず呌ばれる化孊物質でコミュニケヌションをずる。食料を芋぀けるず、地面にフェロモンの匂いを残しながら巣に戻り、仲間に知らせる。危険な状況になったずきにもフェロモンで仲間に知らせる。たた、匂いで巣の䞭のグルヌプを芋分けるこずができる。
・若いアリがはじめお巣から出おいくずきにには、幎配のアリが食料の探し方ず運び方を教えおいる。
・ハキリアリは蟲䜜業をするアリで、葉を集めお巣に運び、巣の䞭の畑で育おおいるキノコに肥料ずしお䞎え、育ったキノコを収穫しお食べおいる。
・アリの䞭には、他のアリの巣を襲撃し、奎隷ずしお連行するものもいる。壮絶な戊いに勝぀ず、戊利品ずしお卵や幌虫を持ち垰り、自分たちに䜿える奎隷に育お䞊げる。アマゟンに棲むサムラむアリは、食料集めも卵や幌虫の䞖話も自分たちは䞀切やらず、拉臎しおきた奎隷アリに抌し぀けおいる。
・シロアリは、アリがハチ目に属するのに察し、ゎキブリ目に属するが、やはり瀟䌚性昆虫だ。ゞュラ玀およそ億幎前から億䞇幎前に、最初の恐竜ずずもに進化し、癜亜玀以降その数を増やしおいく。シロアリが䜜る巣の壁は非垞に頑䞈で、階建バスぐらいの高さになるこずもある。空調蚭備、雚氎を貯めるシステム、さらにはキノコの栜培宀たである。
・シロアリの兵隊アリは、倩敵であるクロアリから巣を守っおいる。アリの攻撃がはじたるず、前線を守る兵隊アリの埌ろに予備隊が列をなし、前の兵隊アリが死ぬず、埌ろの兵隊アリがすぐ前に出お欠員を埋める。倚くの兵隊アリが戊いで死ぬ。その犠牲によっお巣は守られおいる。